湯気の向こうに 木漏れ日の光を見た さあ、子どもたちを起こしに行こう
木のインテリアは、人の心をなごませ、ぬくもりある生活空間を演出してくれます。それだけでなく、本物の木は、伐採され、加工されたあとも呼吸し続け、ご家族にやすらぎと健康をもたらします。わたしたちは、木の力を生かす加工にこだわり、家具やフローリング等のプロダクトを製造、販売しています。
静かに寝息を立てる傍でそっと息を吸い込むとかすかに森の香りがした
木に触れるとぬくもりを感じるのは、呼吸をしているから。細胞にたくさんの空気を含むので、温かく感じるのです。
日本の固有種である杉は、他の樹種よりも空気を多く含むことで知られています。
なかでも南三陸杉は、強さと美しさを兼ね備えた良材。
家具は、ご家族とともに呼吸し、年を重ねていくものだから。ご家族の日々とともにあることを第一に考えて、maruheiのプロダクトは南三陸杉を使用しています。
この子が、大きくなったら聞かせてあげたい。
maruheiでは、森林見学会を定期的に開催しています。今、日本の多くの地方では、放置され荒れた山林が課題となっています。maruheiではFSC®認証林からの木材を使用し、地域の適切な森林管理に貢献しています。森林見学会では、こういった一見家具とは関係ない背景もお話ししながら森林をご案内し、ものづくりの現場を直接ご覧いただいています。思いと責任あるプロダクトに囲まれた暮らしの豊かさも、ご提案したいと考えているからです。
1本の木が植林されて、材として伐り出されるまで、50年以上の年月がかかります。お父さんや、お祖父さんの代で植えてくれた木を、私たちは使わせてもらっているのです。それだけの年月、木を育ててくれた人に感謝し、さらなる価値を吹き込んで、お客様に手渡すのが、私たちの役割です。多方面で活躍するデザイナーや職人の手を借りながら、山で長命を生き抜いた木に、家族のパートナーとして再び生きてもらえるよう、木の命をつないでいきます。